Sumihito Oikawa Design
7-7-2-1106 Nishi-Gotanda,Shinagawa-ku,Tokyo,141-0031
E-mail : oikawa@think-d.com
Diary
2021.12.04. Sat. 05:20 pm - Musashi-Koyama -
武蔵小山 「鳥勇」
前回いつ飲んだか忘れました。
久々の焼き鳥は最高でした。町田さんに誘ってもらって「鳥勇」のカウンターで立ち呑み。
赤坂の「MUGEN」の話も聞かせてもらって、まさかの若かりし日の藤本さんのライティングに携わっていた
との事で。1960年代後半のお話だと思うのですが、当時から藤本さんは、ペコちゃんと呼ばれていたんですね。
焼き鳥10本食べて、ビール2杯飲んで2,700円。武蔵小山は良い商店街です。
- Y.Y社 倉庫移転プロジェクト -
プロジェクトマネジメントとデザインを担当しました。
「エレベーターホール・荷捌きスペース」
再利用を前提に丁寧に既存のパーツを解体し、新しいプランに合わせてパーツを組み直して再構築した。
再構築されたところは、クリーンなホワイトで統一するデザインルールを設けた。
使い込まれて味として残した部分とのコントラストを際立たせる 対比のデザインとした。
「商品撮影スタジオ」
倉庫に併設された新しい空間。カメラマンと使い勝手を擦り合わせながらデザインをまとめた。
「撮影用メイクアップルーム」
フィッティングルームとメイクカウンターも再構築色のホワイトで統一した。
「商品部 エントランス」
最もスタンダードなシリーズのスライディングウォール。アルミ色のトリムやその他、別注可能な部位は
全てホワイトで統一し、質感を高めた。
「商品部 デスクスペース」
スライディングウォールにより、オープン・クローズの使い勝手が可能となる。撮影時のスタッフ導線を考慮した。
引き戸の奥は、アーガイブ用の倉庫スペースへとつながる。
「プロパー用 倉庫スペース」
美術品の保管にも使われるKONGO製の頑丈なスチールラックに、新たにハンガーブラケットを特注した。
逆サイドのスペースには、アーガイブ用の倉庫もある。
「アトリエ／営業部」
専用エントランス。
仕上げは必要最低限におさえる。時間が経過して味となった部位には仕上げを施さない。
それ以外は全て再構築色のホワイトで統一した。
「トイレ」
男性用は、便器/洗面器/水洗金物/紙巻き器/ジェットタオル/SKシンクまで使えるパーツは
丁寧に取り外し、新しいプランに合わせて組み直し再利用した。
女性用（上の写真）は、転用パーツが足りず新設となった。
こちらも 全て再構築色ルールのホワイトで統一した。
これまで数多くのショップデザインに携わり、スクラップ＆ビルドを経験してきた。
以前から、友人のデザイナーと「解体を見直して新しいデザイン価値は見つけられないか」と
話していた事もあり、今回担当したプロジェクトでは実現できるかもしれないと思いました。
倉庫移転プロジェクトでは、クライアントの意向と貸し主側の条件などが合致し、
積極的に既存の設えを転用する事が可能となって、スクラップを減らす事に貢献出来ました。
既存の設えも質の高い施工だった事が、今回の計画のプラスにもなりました。
スクラップ削減を実現するにあたっては、難しいプロセスがあります。
それは、解体です。
一般的に現場の解体と言えば「叩き壊して廃棄する」というイメージですが、
今回は壊すというよりは「分解して保管」という、時間と手間のかかる作業になりました。
壊す行為なのに、精度が高く丁寧な仕事が要求されます。
また、壊してみないと再利用できるか分からないと言うリスクもありました。
使えないと判断された場合は、再利用として想定していた部分を新規製作せねばならず、
時間のロスとなり、工事工程の組み立ても難しくなります。施工コストも着工まえにFIXできません。
クライアントには、その旨承知して頂く必要がありました。
使い込まれたものを味として大事にするクライアントの企業体質に、あらためて共感しました。
以前から、友人のデザイナーと「解体を見直して新しいデザイン価値は見つけられないか」と
話していた事もあり、今回担当したプロジェクトでは実現できるかもしれないと思いました。
倉庫移転プロジェクトでは、クライアントの意向と貸し主側の条件などが合致し、
積極的に既存の設えを転用する事が可能となって、スクラップを減らす事に貢献出来ました。
既存の設えも質の高い施工だった事が、今回の計画のプラスにもなりました。
スクラップ削減を実現するにあたっては、難しいプロセスがあります。
それは、解体です。
一般的に現場の解体と言えば「叩き壊して廃棄する」というイメージですが、
今回は壊すというよりは「分解して保管」という、時間と手間のかかる作業になりました。
壊す行為なのに、精度が高く丁寧な仕事が要求されます。
また、壊してみないと再利用できるか分からないと言うリスクもありました。
使えないと判断された場合は、再利用として想定していた部分を新規製作せねばならず、
時間のロスとなり、工事工程の組み立ても難しくなります。施工コストも着工まえにFIXできません。
クライアントには、その旨承知して頂く必要がありました。
使い込まれたものを味として大事にするクライアントの企業体質に、あらためて共感しました。
解体後のエレベーターホール。
転用する壁面や再利用されるパーツが残置されている。
工事中にもかかわらず整理整頓された状態。
丁寧に解体された引き戸の骨組み。表層を剥ぐと骨組みはスチールでした。
引き戸をささえる枠の支柱は、100角の鉄骨！（右下のサビ止め色の部材）
この他に、テンキーシステムなどの電気的なパーツ・事務什器・衛生陶器など
丁寧に解体して頂き、再利用する事ができました。
- Y.Y社 本社ミーティングスペースの新設工事 -
デザインを担当しました。
