Sumihito Oikawa Design
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NEWS

青山ブックセンター

今月はかなりの頻度で青山ブックセンターに寄り道してます。一度行くとだいたい一時間くらい居ます。
そして文庫本を一冊だけ買います。一度に2冊以上は買わない事にしました。面白そうと思ってまとめ買いした時は、一冊読むと、急に二冊目以降に興味が無くなるから不思議です。なので、その日に買う一冊だけ手にしてから店内を回り、次に来た時に買いたい一冊を物色するルールにしました。手に取る本のジャンルは、バラバラですが、やはり建築家が考えている事に関して書かれているものが多いですかね。建築やアート関係は、青山ブックセンターは豊富です。ほかにも小説はもとより、ガンジー自伝や橋本徹、野村克也の名言なんてのも読みました。そして買った本は、すぐに読んじゃいます。読むのにだらだらと時間をかけてしまった本や、買ってから読み始めるまでに時間を空けてしまった本は、なかなか読み切りません。読みたい本にも、その時の「気分」があるんでしょうかね。ところで、青山ブックセンターに行くと「180人がこの夏おすすめする一冊」とのことで、弟の名前を目にしました。お近くの方は、もしよろしければお立ち寄りください。


小さなお子さんがいらっしゃる方は、一度手に取ってご覧になってみてください。

100%ORANGE

(店員さんに断ってから撮影しています)


ビルボード広告

猛暑の中ミヤシタパークへ視察に。
1階から順番に一通り見て回って屋上へ上がると、一枚のビルボードが目に飛び込んできた。

まいったな 2020」

思わずうんうんと、うなずいてしまった。自分だけではないんだなと、しみじみと共感しました。
しかも、下段に SOPH. とあって、今度はあごに手をやり2度目のうんうん。
今日の視察は、このボードに全て持って行かれました。



映画「東京裁判」
(1983年製作/日本 2019年には4Kデジタルリマスター版公開)

映画では日露戦争以降、日本が太平洋戦争へ突き進む経緯が、東京裁判の様子やその他の貴重なドキュメンタリーフィルムで、丹念に紡ぎ出されていました。1900年代以降の日本や日本を取り巻く世界的な出来事について、この4時間半という長い映画で、僕なりに整理する事ができました。知りたかったほぼ全ての政治事件が、裁判映像とともにニュースフィルムなどで解説された貴重な映画だと思います。映画では、これまで知らなかった衝撃的な事実に触れたり、普段使わない部分の脳みそまで使ったことで少々疲れましたが、八月に見るには良い映画だと思いました。


ビルの谷間の真夏の雲 @五反田


東京都庭園美術館

展示が再開された庭園美術館に行ってきました。年に一度の朝香宮邸の建物公開展です。1923年の関東大震災で被災した東京。展覧会によると、朝香宮邸が竣工した1930年代、東京は近代都市として復興し、モダンライフはスタートしたんですね。
特に新館の美術品の展示が多彩で僕には興味深く、1930年代の東京の様子を再認識できました。
モダンな衣装のモガ、モボたちが銀座の街を闊歩して、大戦前の華やかな時代を彩っていたんですね。

福島から出てきた大正生まれの祖母が、小石川で奉公していたとよく聞かされていて、子供ながらに大変な時代だったんだなと想像していました。しかしそんな当時の様子をいつも祖母が自慢げに話しているのを、子供の頃は不思議に思っていました。
恐らくどんどん復興して行く中で、日々活気があり、祖母にとっても故郷とは違う新しい毎日で、それゆえ気持ち的に前向きで、実際に奉公先も物質的にも裕福だったんだと思います。この歳にしてやっと1930年代の祖母の話を実感できました。

上、ウォーキングの途中でふら〜と寄ったので半パン。思いがけず良い展覧会でした。


東京都庭園美術館
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